こんにちは!ブログ運営者のやまたくです。
「光熱費高騰」のニュースを見るたび、ため息が出ちゃいますよね…少しでも電気代を抑えたい!と思うのは当然です。
そこでもし、あなたがこれから家を建てるなら…
「住宅性能」をとことん追求すべき!と声を大にして伝えたいです。
「太陽光パネルをたくさん載せればOK?」「省エネ家電を選べばいいんじゃない?」
もちろんそれも大切ですが、「家そのもの」の性能を高めることで、電気代は想像以上に大きく変わります!
今回は、長崎県北部に住む我が家の実例を基に、住宅性能を高めることのメリットを徹底解説します!
なぜ住宅性能が電気代に大きく影響するの?
住宅性能とは、断熱性、気密性、換気性能など、住宅が持つさまざまな性能のこと。これらの性能が高いほど、外気の影響を受けにくく、少ないエネルギーで快適な室内環境を保つことができます。
つまり…
- 高断熱 → 夏は涼しく、冬は暖かい → 冷暖房の使用を抑えられる
- 高気密 → 隙間が少ない → 暖めた(冷やした)空気が逃げにくい → 冷暖房効率がアップ
というわけです!
我が家の住宅性能を大公開!
百聞は一見に如かず。
まずは、我が家の住宅性能をご覧ください!
地域 | 6地域(長崎県北部) |
構造 | 在来木造2階建 |
延べ床面積 | 105.16㎡ |
C値(気密性) | 0.1c㎡/㎡ |
UA値(断熱性) | 0.48W/㎡K |
「C値0.1って、すごくない!?」「UA値0.48って、どんなレベル?」
そう思った方もいるのではないでしょうか?
一つずつ解説していきます。
C値(気密性):住宅の隙間の少なさを示す数値
C値とは、家全体の隙間面積を延べ床面積で割った値。
C値が低いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
C値の低い住宅は、冷暖房で暖めたり冷やしたりした空気が外に逃げにくく、室温を一定に保ちやすいため、電気代を抑えることができるんです。
一般的に、高気密住宅と呼ばれる住宅のC値は1.0c㎡/㎡以下。
それに対し、我が家のC値は驚異の0.1c㎡/㎡!
これは、超高気密住宅と言っても過言ではありません。
UA値(外皮平均熱貫流率):住宅の断熱性能を示す数値
UA値とは、住宅の内部から外部へ逃げる熱量を、外皮(屋根、外壁、床、窓など)の面積で割った値。
UA値が低いほど断熱性能が高く、熱が逃げにくいことを意味します。
断熱性能の高い住宅は、外気温の影響を受けにくく、冷暖房効率がアップします。
UA値の基準は地域によって異なりますが、長崎県北部(6地域)におけるUA値の基準は0.87W/㎡K以下。
それに対し、我が家のUA値は0.48W/㎡Kと、基準値を大幅にクリア!
断熱性能の高さが、お分かりいただけるかと思います。
その他の住宅スペック
- 断熱材:旭化成 ネオマフォーム(フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ)
- 完成日:2021年1月
- 電力プラン:九州電力 電化でナイトプラン(夜間電力が安いプラン)
- 太陽光発電:ハンファQセルズ(5.6kW)
- 蓄電池:長州産業 スマートPVマルチ(12.7kWh)
- エコキュート:三菱電機 DAIAHOT (SRT-WT465) お天気リンクEZ機能付き(460L)
- エアコン台数:1階10畳用1台、2階6畳用4台(2階は4部屋ある為、各部屋1台づつ設置)
- 換気方法:第3種換気(窓は常に閉めっぱなし)
実際に住んでみて感じるメリット
【メリット1】光熱費が大幅に削減!
これはもう、言わずもがな!
高気密高断熱のおかげで、冷暖房の使用頻度が大幅に減り、電気代を安く抑えることができています。具体的な金額は、過去の記事でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【メリット2】一年中快適な室温!
夏は涼しく、冬は暖かいので、一年中快適な室温で過ごすことができます。
ヒートショックの心配も少なく、健康的な生活を送ることができています。
【メリット3】計画換気で空気もキレイ!
高気密住宅は、計画的な換気を行うことが重要です。
我が家では第三種換気を採用しており、常に新鮮な空気が室内に取り込まれるため、空気もキレイで快適です。
花粉症の季節も、窓を閉め切っていても快適に過ごせます。
高気密高断熱住宅の弱点
高気密高断熱住宅にも、弱点がないわけではありません。
実際に住んでみて、気になった点も正直にお伝えします。
【弱点】梅雨の時期は湿度が高い
気密性が高い分、梅雨の時期は室内の湿度が高くなりがちです。
我が家では、ヒートポンプ式の除湿機を24時間稼働させることで、湿度を快適に保っています。
まとめ:家づくりは、未来への投資!
今回は、高気密高断熱住宅の魅力についてご紹介しました。
住宅性能を高めることは、初期費用がかかりますが、長い目で見れば、電気代を大幅に削減し、快適な生活を送ることができます。
これから家を建てる方は、ぜひ住宅性能にもこだわって、未来への投資をしてみてください!